1987年群馬県生まれ、2016年に東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了。
作品タイトルには、「風景」という言葉を多用する衣。絵画には、山や畑、家並みや道など、記憶の片隅にあるような風景的要素が散りばめられている。それぞれのモチーフは、細部を省いた単色のかたまり、もしくは輪郭で表され、あるものは水平、いっぽうは垂直に描き込んで画面全体の視点が混在している。また、画面に繰り返し現れる「古墳」は、輪郭だけで誰もがそれと認識できるほど記号的であるが、衣の絵画においては、人の上半身のようにも見ることができる。
東京芸術大学大学院の美術研究科絵画専攻油画修士課程に在学しながら、主に油絵を中心として制作を行っている広島出身の作家です。
2011年東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画終了後、絵画を中心に展覧会を行う。依頼、最小限かつ根源的な要素で構成される○△□といったモチーフを繰り返し描く抽象絵画に取り組む。キャンバスや絵の具といったメディウムと真っ向から向き合う制作過程は恣意性と偶然性、自立性と他律性を生み出し、奔放なストロークは矩形の外への広がりを感じさせる。目の前のキャンパスと拮抗しながらエフデをふるう時間は、小左が『試合』と呼ぶその過程の痕跡、残響としての鑑賞者の前に作品として立ち現れる。近年の主な展覧会に「NEW VISION SAITAMA 迫り出す身体」(2016 年、埼玉県立近代美術館、埼玉)、「絵画の在りか」(2015 年、東京オペラシティ・アートギャラリー、東京)、「SLASH / square」(2014 年、東京オペラシティ・アートギャラリーgallery5、東京)、
「JAPANESE PAINTING NOW!」 (2014 年、Kunstverein Letschebach、カールスルーエ)がある。
サーモグラフィーカメラを用いたポートレイト作品を発表。
写真家。1982年東京都生まれ。2006年に慶應義塾大学環境情報学部卒業後、スタジオ勤務を経て独立、渡英。2011年、写真集『CELEBRITY』(Bemojake)を発表し、ロンドンのギャラリーKK Outletにて同タイトルの個展を開催。写真雑誌『Photoworks』『GUP』の表紙を飾るなど、注目を集める。2016年には新作『HORSE』シリーズが、ISSEY MIYAKE MEN 2016年秋冬コレクションに起用される。同年、Royal College of Art 写真専攻修士課程を修了。 現在はロンドンと東京を拠点に活動する。
cottont展覧会アーカイブ